WhatsApp、Instagram、Telegram は写真の位置情報を消すのか?わかっていること
短い答え:公表されたテストによれば、ふつうの方法で送ると、ほとんどのサービスは相手が見る写真からメタデータを消します。ファイルや文書として送ると残ることがあり、いくつかの企業は消す前にそのデータを読み取ると言っています。長い答えは、アプリ、送り方、使っているスマホによって変わり、誰も測定していない空白もあります。
二つの別々の問い
写真を送るときは、二つのことを分けて考えるべきです。相手が受け取るものと、企業の手元に残るものです。サービスは、受け取った人が見るファイルから GPS を消しつつ、その前に読み取って保存することもできます。このガイドでは、企業自身が文書で示していること、他の人が測定したこと、そして根拠なしに繰り返されていること(これが多いのです)を区別します。
企業自身が言っていること
- Facebook、Instagram、Messenger。 2026年7月23日から施行されている Meta のプライバシーポリシーは、収集するものとしてコンテンツのメタデータを挙げ、「写真が撮影された場所やファイルが作成された日付など」と書いています。つまり、誰にも見せないとしても、Meta はあなたの写真の位置情報を読み取っていると言っているのです。WhatsApp には適用されません。
- X。 ヘルプセンターによると、写真の EXIF を場所の候補を示すためと分析のために使い、写真を処理するために「一時的に」保持し、写真を見る人は利用できないとしています。
- Apple。 iPhone ユーザガイドは、写真を共有するとそのメタデータ(日付、時刻、位置情報、デバイス)も含まれると注意しています。Apple のパーソナルセーフティユーザガイドは、それを避ける方法として、共有するときに「オプション」を開いて「位置情報」をオフにするよう説明しています。そして AirDrop にしかない「すべての写真データ」は、すべてのメタデータを含むオリジナルを送ります。
- Google フォト。 ヘルプには、共有するリンク、アルバム、会話には、パートナー共有の場合を除き、デフォルトでは位置情報が含まれないこと、推定された位置情報は決して共有されないことが書かれています。
- Android と Samsung。 Android 10 以降、システムは写真の位置情報を読み取る専用の権限を持たないアプリから、その位置情報を隠します。また One UI 3.0 以降の Samsung のギャラリーには、共有するときに位置情報データを削除するオプションがあります。
他の人が測定したこと
方法を示して公表されたテストは少なく、新しくもありません。プログラマーの Scott Meyers は2022年1月、WhatsApp、Telegram、Signal、Instagram、Facebook、Messenger、Twitter がふつうの方法で送った写真からメタデータを消すこと、Apple 端末どうしの iMessage とメールの添付ファイルでは残ること、そして AirDrop では「すべての写真データ」をオンにしない限り消えることを確かめました。報道写真のメタデータ規格を管理する団体である IPTC は、2019年の時点で、Facebook、Instagram、Twitter がダウンロードされた画像からメタデータを消すこと、Google フォトは持ち主自身がダウンロードした場合には残すことを確認していました。
重要な但し書きがあります。どちらのテストも主に見たのは作成者、著作権、日付といった項目で、GPS そのものではありません。そして Signal はそれを独自の形で裏づけています。開発者の一人が2022年に、目的は位置情報を消すことで、EXIF をすべて消すことではないと説明しました。
誰も確かめていないこと
よく検索される問いの中には、しっかりした答えが公表されていないものがあります。
- WhatsApp の HD。 HD の写真にメタデータが残るかどうかについて、ドキュメントも方法を示したテストも見つかりませんでした。
- WhatsApp と Telegram の「文書として」「ファイルとして」。 文書は再圧縮されないので、GPS も含めてファイルをそのまま送る可能性が非常に高いと考えられます。ただし文書化されてはおらず、常にそうとも限りません。2022年、あるユーザーが Telegram のバグトラッカーで、Android ではファイルとして送ると GPS が消え、iOS では残ったと報告しています。原因として挙げられているのは、写真の位置情報を読み取るための Android の権限です。
- Instagram と X のダイレクトメッセージ、そして Discord。 根拠のないブログの主張しかありません。Discord は2018年のツイートで、位置情報データを「主に」消していると述べました。
- Meta がそのあと保存するもの。 Meta が位置情報を収集することはポリシーに書かれています。正確に何を保存し、どう使うのかは書かれていません。
自分の写真で確かめる
誰かを信じる必要はありません。このガイドも含めてです。KillEXIF の解析はブラウザの中で行われ、写真は端末から出ていかないので、本物の写真を使って構いません。位置情報の入った自分の写真が一枚あれば、自分のスマホと、実際に使っているバージョンのアプリで、5分で確かめられます。
- まず、何が入っているかを見る。 元の写真を KillEXIF にドロップします。座標があれば、「どこにいたか」に地図と一緒に表示されます。
- 自分に送る。 好きなアプリで、信頼できる相手に、またはアプリでできるなら自分とのチャットに、いつもの方法(ふつう、HD、文書として)で送ります。
- 届いたものを保存して、もう一度見る。 受け取ったファイルを編集せずにダウンロードし、それも KillEXIF にドロップします。まだ「どこにいたか」が表示されるなら、位置情報は写真と一緒に届いています。
- ときどき繰り返す。 アプリは変わります。今日消えている情報が、アップデートで消えなくなることもあります。
では、どうすればいいか
アプリ任せにしないことです。安全そうに見えるもの、つまりふつうの方法で写真を送ることは、たいてい相手が受け取るものからは位置情報を消しますが、企業が見るものからは消しません。そして「文書として送る」、メールの添付、iMessage、クラウドのリンクのどれかひとつで、ファイルはそのまま届いてしまいます。
確実なのは、スマホやパソコンから出ていく前に、写真に位置情報が入っていない状態にしておくことです。iPhone なら、共有するときに「オプション」で「位置情報」をオフにします。Samsung なら、共有するときに位置情報データを削除します。そしてどんな場合でも、削除しておくことです。KillEXIF はブラウザの中で、アップロードも再エンコードもせずに消し、そのあと読み直して何も残っていないことを確かめます。
ここに書いたことはすべて、各企業のドキュメントと第三者が公表したテストから引いたもので、アプリは変わるので日付を添えています。私たち自身が測定したものではありません。